アイム|鍼灸・マッサージ 東京 吉祥寺・千代田区お茶の水 神保町

鍼灸って何だろう?

世界鍼灸の歴史・教育・法整備・医療における位置付け-アメリカ合衆国の例

鍼(はり)は中国から6世紀頃にはアジアの近隣諸国に紹介され、16世紀初頭にはヨーロッパに導入されている。鍼(はり)は20世紀後半に世界中に急速に広がっている。現代医学的な観点に立ち、現代の方法論を用いて研究を行い、さらにこれを発展させようとする試みが世界中でなされてきている。それぞれの国で、鍼灸が取り入れられているその程度は異なるが、いくつか例を見てみよう。

アメリカ合衆国の例

以前から鍼灸は細々と存在していたが、広がる契機となったのは1990年に出されたOTA(米国連邦議会技術評価局)による「がん」の通常療法に関する報告であろう。このレポートの内容は、過去数十年間、がんの通常療法にほとんど進歩がなかったとし、国は心理療法、ヒーリング、カイロプラティック、アロマセラピー、栄養療法、東洋医学(鍼治療も含む)などの代替療法を考慮すべきという内容であった。この発表を受けてNIH(アメリカ国立保険局)が、1992年にOAM(代替医療部局:現在は国立補完・代替医療研究所-NCCAMに昇格)を設け、鍼灸への関心も一気に高まった。

アメリカのほとんどの州で鍼治療が公的に認められている。米国全体では約一万人が鍼治療に携わっている。1985年にNational Certification Commission for Acupuncture and Oriental Medicine(NCCAOM)が設立され、毎年鍼灸資格認定を行っている。34州がこれを鍼灸免許授与の条件としている。医師に対する鍼教育も、多くの医学部で鍼の教育が行われている(115校中30校以上)。医師免許継続のために定期的に受けるプログラムにも鍼が組み込まれている。アメリカは中国、日本などに次ぐ最大の「鍼灸大国」であろう。

鍼(はり)のスタイルは中国式とは限らず、ほとんどが「アメリカ式」とでも呼べるような、西洋医学的なベースをもつものが多いようである。健康保険が使える州も多い。

pagetop